トランペットを構えると“息”が出てこない摩訶不思議!ブレスコントロールとは

楽器の上手な人で“歌”が上手い方って結構な確率で多いです。逆に歌の上手い人が“初めて管楽器を吹いた時に「近い将来格段に上達するかもしれない・・・・」という予感を感じさせることも。

※ここで言う“上手い”は楽器の場合ちゃんと鳴らせる。歌の場合は嫌悪感を感じない大きな声で歌えるということです。

こういう方たちを散見する時、管楽器の演奏や上達で最も大切なのは“ブレスコントロール”なのかもしれないとつくづく思うことがあります。

無意識の呼吸に注意する

私たちは幼い頃から

  • 大声を張り上げてはいけない
  • 相手を驚かせないように呼びかける
  • 奇声を上げてはいけない
  • 他の人がいるときは大声で話さない

など一つのマナーとして日常生活での“大声”をタブーとされてきました。

しかし音楽を表現する行為はこれらマナーと相反する行為ですので、なかなか楽器が上手くならない方の中には無意識のうちに吐息を体が抑制してしまっている可能性があるのかもしれません。

音楽的に歌う

そこで意識的に“音楽的な息の使い方”を学ぶための簡単なトレーニングをしてみましょう。

“音楽的に”と言っても大したことでは無く

高い音は低い音よりも大きく、低い音は高い音よりも小さく演奏する

ということを実践してみます。半音でも音程が違えばそこには当然音量差をつける。努めてそういうふうに歌うことで正しいアンブッシュアをつかめる可能性があるからです。

“君が代”を歌ってみる

実験的に歌ってみるのにこんなに適した楽曲はないのではないでしょうか。

冒頭の“きー”を基準にして以降一言一言音程に準じて声の大きさを変化させながら歌います。もちろん一つ一つの音はしっかり音符分伸ばします。

こうして改めて歌ってみると学校行事の時にわりと手を抜いて歌ってたと思いませんか(笑)結構キツいですよね?でもこれが普通なんです。

できたらもう2~3回歌ってみて、今度は楽器でやってみるといいかもしれません。

唇の締め付けに頼らない

こんなことをオススメする理由は“息で歌う(吹く)”感覚を覚えて欲しいからです。

  1. 息の圧力は一定で音程は口先で調節
  2. 口先は一定で息の圧力を調節

どちらが正解だと思いますか?考える必要も無く“2”です。ものぐさな私たちはどうしても一定の息の圧力のまま色んなフレーズを何となく吹いてしまっています。ラクですからね。

しかしそれではベルから流れ出てくる音楽はダイナミクスの無いつまらない音楽しか出てきませんしラクに吹いている分アンブッシュアも鍛えられることはありません。

「なんでオレは上手くならないんだろう・・・・」

っと考える前にこんなことに注意しながら歌ってみてください。

歌手はちゃんとやってる

自分の好きなアーティストの歌や演奏を耳をそばだててよ~く聴いてみてください。そういうダイナミクス・・・・・ちゃんとやってます!よね?

当たり前のことなんですが上手でない人に限ってこういう単純なことを疎かにしているものです。

ダイナミクスをちゃんとするのは演奏する本人は結構キツいんですが聴いてる人からすると非常に自然で心地よく聞こえます。

逆に演奏者がラクに演奏すると聴いてる人からすると何かつまらない、取るに足りない演奏にしか聞えないでしょう。

ラクをしてはいけない

特に練習の時なんですがラクな練習をしてはいけません。しっかりダイナミクスを付けるのは大変なことなんですがその大変さがアンブッシュアを作り鍛えます。

才能のある人はこの辺が普通に、自然にできるんでしょう。でも少なくとも私たちは違いますよね。こんな単純なことから始めてみませんか?

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