あなたとプロ演奏家の違い

こんばんは。

中学生の頃、新品のユーフォニウムを支給された彼は嬉しさのあまり楽器を自宅に持ち帰り「ピカール」でゴシゴシ・・・・

新品のユーフォニウムが一晩でプロ仕様に!

その彼も今では中学校教諭のブラバン顧問!・・・・あぁ人生って・・・・

 

前回のメルマガで私は、「あちらは演奏をお仕事にしている。あなたは趣味として楽しんでいる。違いはそのくらいでしょうか」と言いました。

聞き方によっては「プロの方々は大した事無い」とも聞こえますのでもう少し説明したいと思います。

プロの方々は楽曲や様式に関しての知識が豊富です。

自分のお仕事に関する必要な知識ですので当然勉強されるのでしょうが実はこれはトランペット奏者に限らずこの世の中の全てのお仕事に共通している「当たり前の事」なのです。

例えばスポーツカーを作るのに柔らかいサスペンションとフワフワのソファーのようなシートではその車は売れませんね。

2×4の住宅を作るつもりがあっちこっちに柱があってオマケに敷居や鴨居があったら「なんだこりゃ?」ですよね?

自動車の設計をされる方も大工さんも必要な知識を持っていますのでお客様の満足する商品をスグに作れます。

プロの演奏家も同じです。

ほとんどの演奏家の方々は演奏する際、最も気をつけるのは「様式」です。

吹き方を考えている方はあまりいないと思います。

プロの方が考えているのは「様式」や「表現」

あなた方が考えているのは「吹き方」

次元が違います。

ただしプロの方々やアマでもプロ並に上手な方もあなたと同じ過程を通ってきています。

つまり「あちらの方々」と「あなた方」の「素質」は同じだ。という事を言いたかったのです。

ただし今のあなたは、あちらの方々がつまずかなかったところでつまずいている可能性があります。

でもそういった難関をなんとかくぐり抜ける事ができれば「あちらの方々」のような演奏が出来るようになるのです。

あなたはプロではありませんから「様式」や「表現」はあちらの方々の「マネ」をすればいいのです。

あなたはトランペットの「吹奏技術」のみでいいのですから「あちらの方々」よりもラクですよね。

でも今のあなたにとってはその「吹奏技術」が大きな問題になっているのでしょう。

その「吹奏技術の問題」は私の経験上「ちょっとした事」で解決するかもしれません。

私自身、「変化」が訪れるまでは史上稀に見る「進歩の無いド下手トランペッター」だったのですから。

トランペットだけではなく、世の中の色んな事象というものはほんのチョットの事で大きく変わるものです。

ほんのチョットの事で良いもの、大きなものが崩壊したり、また取るに足りないような物、小さな事が大きく躍進したり・・・

四六時中あなたを悩ますその悩み、もしかしたら本当にほんのチョットの事で全て解決するかもしれません。

なぜなら今まで人類の素晴らしい発明や行い、事象は「愚か者」と言われる方の「ほんのチョットした発想」から始まっているのですから。

 

■編集後記

トランペットという楽器はその姿、形が本当に素晴らしい。見ているだけで「どんな音が出るのか、吹いたらどんな感じがするのか」とワクワクしてくるような感じがします。

私はそのトランペットを吹けることを本当に楽しく、また嬉しく思っていました。

しかし演奏家になる夢を追い続けるか、辞めるか・・・・という瀬戸際の時に、自分は「トランペットを吹くのが好きなのか」または「音楽が好きなのか」を自問自答したことがあります。

私の答えは「トランペットを吹くのが好き」でした。

だから辞めました。

私は何か思い違いをしていたんでしょうね。

音楽を愛していたらきっと辞めなかったかもしれません。

トランペットの吹奏技術の向こう側にあるのが「音楽」なんですから。