安いトランペット

皆さんは、「カレッジモデル」を吹いたことはあるでしょうか?

そう、あの「ヤマハ」の最も価格帯の安いトランペットです。

吹いてみるとやはり良く鳴るのですが、「抵抗感」が無いのでまるで息が吸い込まれるように入っていきます。

楽器は価格帯が高いと抵抗感があり、安いと抵抗感が無くなる傾向のようです。

中高生でも最初から高価な楽器を買ってもらえる幸運な方もいらっしゃいますが大多数の方はこの楽器からスタートしているのではないでしょうか。

最初から高価な楽器で練習した方が早く上手になるのでしょうか?

私はそうは思いません。

なぜならカレッジモデルの抵抗感の無さが、初心者には息を流し込む感覚を覚えやすいと思うからです。

私は以前、消防団の喇叭隊に所属していた事があります。

そこで使用するラッパはバルブの無い、A♭調の、吹奏感はちょうどカレッジモデルのような抵抗感はあまりないものです。

その楽器で街中を行進曲などを演奏しながら行進します。

2列に並んで8小説交代で吹きますが、長い時は1~2時間吹きっぱなしのときもあります。

そのような時はきちんとしたアンブッシュアの出来ている方は大丈夫ですが出来てない方はスグにバテてしまいます。

抵抗感の無い楽器は音を出すだけなら容易なのですが、舌突きをして大きな音でハッキリと音を出したり細かな音程の動きをハッキリと演奏するのは結構大変です。

逆に言えば、抵抗感の無い楽器で舌突きをして大きな音でハッキリと音をだしたり細やかな音程の動きをハッキリと吹けるように練習する事によって良いアンブッシュアが出来てくる!とも言えるのではないでしょうか。

消防ラッパに慣れてから自分の楽器を吹くと非常にラクに感じるのは吹き返し(抵抗感)があったほうが楽器を鳴らしやすいですし細かい音程の動きのあるフレーズも吹きやすいからでしょう。

私によく来る質問の中には、
「マウスピースを押し付けないと高い音が出ない」
「スグにバテてしまいます」
などの、明らかに息の送り込みが無いために起きる症状です。

あなたの近くにもし、「カレッジモデル」がありましたらチョット初心に帰って吹いてみませんか?

きっと新しい発見があるかもしれませんよ。

 

■編集後記

本日のテーマとダブりますが、以前お世話になった消防団喇叭隊!本当に私にとっては良い経験になりました。

入隊したばかりの頃は「まあ~トランペットを専門的に吹いたことのある方はいないでしょうから楽勝~」なんて思っていたらとんでもない!

入ってイキナリ「オイッ!オマエッ!!そんな吹き方じゃ誰も行進できないぞっ!!」と一喝・・・頂きました(;_;)

発音が汚かろうとなんだろうと「パッパパパッパパパッパッパッパッパッパパパッパッパーパッ」と吹きながら行進、又はマーチングをするんですね。

ところが、そんなこんなで色々やっているうちにわかったんですね。私に足りなかった事が。
トランペットの吹き方を何も知らないでイキナリ、ラッパ隊に入っても何か悪い癖がつきそうですが、皆さんのような知識を持って喇叭隊に入るのはスゴク勉強になると思います。

是非、入隊をオススメします(^^)

5~6月ごろに消防演習があり、その時に喇叭隊も野外にて演舞を行います。

聞くだけではなく参加なさってみてはいかがでしょうか?