トランペットの吹き方!・・・・の前に

「お前にリズム感というものはあるのか?!」「歌心って知ってるかっ?」!!!(怒)

こんにちは。

プロ奏者を目指していた頃、お世話になっていたプロの先生にこのように叱られたものです。(;_;)

そのように言ってくださるのはおそらく私が奮起することを期待してそのように言ってくださったのでしょう。

何しろ「プロ奏者」を目指しているのですから先生に言われた事くらいは出来ないと後々大変ですから教える方も真剣ですし大変です。

だけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・出来ない

あの頃は一週間に一度のレッスンの日が本当に恐怖でした。

課題がキチンと出来れば何も臆する事は無いのですが、何しろ出来ない。

出来ないんです。

何をどういう風にしても、何もかも、ダメ!

レッスンの直前、スタジオの外で自分の番が来るまで待っている間も課題を練習していましたが結果は冒頭の通りでした。(;_;)

仮病を使ってレッスンを休んだこともあります。

先生は何も私の事を「取って食おう!」というわけではありません。
ですから、「出来ようと出来まいと黙ってレッスンに行けばいいじゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも私が最も恐れていたのは「心が傷つく事」でした。

何も知らない何も出来ないくせに気位だけは高い若い私が「ダメでどうしようもない自分」を200%認めさせられてしまうんですね。

ですからレッスンが終わった後は何か自分が「虫けら」のように感じたものです。

今なら私を非難する方がいても「その人が言うならそうかもしれない」と自分を見つめなおし、改善しようという風に考えますが、若かったその頃は傷つくのを最も恐れていました。

よく、「あ~あの頃に戻りたい」とか「若い頃に戻れたらなあ~」などと言う方がいらっしゃいますが、私はそうは思いません。

「若い」を「バカい」などと悪口を言う方もいらっしゃいますが、私の場合は正にそうでした。

何も知らない、何も出来ない。あるのは強い気力と体力だけの若かったあの頃には二度と戻りたくないと思っています。

私にとっては常に「今」が最高です。

どんな時もです。仕事が上手くいかない時も、妻とけんかした時も(笑)

そう思えるのは多分、トランペット奏者になる夢を諦めてからもず~~~~と、色々様々努力してきたからだと思います。

「無駄な努力は無い!」ということを聞いたことがありますが、若い頃は「何かを途中で諦めたらそれまでやってきたことは無駄になるじゃないか」と思ったものでしたが、中年になった今ではそうは思いません。

もし今、誰かに「人生を歩んでいく上で、どのような事に留意すればよいでしょうか?」
と聞かれたら私は迷わずに「貯めること!」と答えるでしょう。

「貯める」とは、「お金」「物」「知識」「人脈」「徳」「技術」「信頼関係」など何でもいいです。

何でもいいから貯めてください。いつか必ずそれがモノをいう時が来ます。必ず!です。

ではどうすれば貯まるのでしょう?

とても簡単です!!

今、直面しているあなたがやらなければいけないコト、解決しなければいけないコトから逃げないで、真摯に向き合い、全力で対応する事で貯まります。

その結果、良い結果になればそれに越した事はありませんが、悪い結果になったとしても不思議と貯まります。

トランペット奏者になる夢が破れ、落ち込み、傷ついた虫けらのような私はその後就職した会社では、「自分は虫けらなんだから・・・少なくとも自分以外の人は老若男女、全ての人が私より優れている」と多少卑屈ではありますが真摯で謙虚な態度で人と接し、仕事に打ち込んでいるうちに同僚から信頼され、会社組織からも期待と信頼を得る喜びを知りました。またその当時の同僚は退社してからも「生涯の友」となりました。

考えてみるとあの、地獄のようなレッスンがあったからこそ、そのようになれたのかもしれない!と思うことがあるのです。

何が災いし、何が幸運をもたらすかなんて・・・・ほんと・・・いくつになってもわかりません。

 

■編集後記

早いもので2月ももう下旬に入りました。来月は3月ですね。

3月といえば、「卒業」です。

多くの方々とのお別れと、たくさんの方々との出会いの季節となります。

私は音楽をやめるときに先生にキチンと挨拶をしていません。

これは非常に、非常~~~~に後悔しています。

挨拶は毎日の「おはよう」「さよなら」なども大切ですが、節目節目の「よろしくお願いします」や「お世話になりました。ありがとうございました」などは本当に重要です。

「終わりよければすべてよし」といいますが正にその通りで、私は最後の最後まで「ばか者」でした。

とても大事な事をおろそかにしてしまったんですね。

皆さんにおかれましては決してそのような事は無いようにと、お祈りし申し上げます(笑
何事も「礼に始まり礼に終わる」ですよ。