トランペットの練習での「イメージ」とは

今日は「練習」ついて一つ。

上手な方々はどんな練習をするのか?

まあ~皆さんとそれほど変わりません。

ウォーミングアップからデイリィエクササイズ。その後楽曲を練習したり、不得意部分を・・・・

そう!この「不得意部分」

練習や楽曲を練習しているとどうしても難しい部分がありますよね?

しかもそのような部分を集めてみると、なぜか同じようなパターンであったり同じような指使いだったり。

練習はそのような部分を重点的に行います。

私以前は毎日の練習にて全ての項目を練習していました。

というより、全てを練習しようとして、全てが半端になっていました。

考えてみるとそりゃ無理なんですね。

ロングトーン、リップスラー、から始まって各種音階、アルペジオ、跳躍などアーバンに記載のあるものを全て毎日行うのは考えるまでも無く、「無理」です。

「ではなぜそんな事を?」

とお思いの方もいらっしゃるでしょうけども、実は私は「自分は何が不得意かわからなかった。いや、もう全て、何もかもが不得意だった」ということです。

これは以前のメルマガで申し上げた「ちゃんと楽器を鳴らせない」と関係が有ると思っています。

本などを熟読し記憶するには声を出して読み上げながらペンで書き込む事で記憶力や理解度が大きく伸びることは一般に知られています。

トランペットも目から入ってくる音符の信号と耳から入ってくる自分の音という信号とバルブを操作する指からの信号などが同時に脳に入ってきてそれらが徐々に速い速度にて調和してくる事で演奏がどんどん良くなってきます。

しかしちゃんと音が出ていないと耳から入ってくる信号が不確かなものになり、脳の中でなかなか調和できないのではないかと思います。

そう思ったのは耳の聞こえない方が声を出して上手く喋れないという事実からそう思いました。

彼らは決して発声する器官には障害は無いのですが自分の声が聞こえない事により上手く話せないのです。

このことからも順番は逆になりますが、トランペットにてちゃんと音を出せないということが、ちゃんと聞こえないということになり、結果として全体が上手くいかない・・・・ということになるのではないでしょうか。

しかしそれではちゃんと音を出せない方は上手くなれないのでしょうか?

いえ、そんな事はありません。

その「ちゃんとした音を出せない」という欠点を補うのが「イメージ」です。

それは色々です。良い発声のイメージ、良い音のイメージ、今演奏している楽曲のプロによる演奏のイメージなど。

そのイメージのように演奏しようと務める事により、そのイメージが強ければ強いほど早くイメージ通りに演奏できるようになります。

ではそのイメージはどのように作ればよいのでしょうか?

それは良い音をたくさん聞くことで正しいイメージが出来るでしょう。

演奏家の演奏会に行ったり、出来ればプロや音大などの学生の方の練習風景を見学させていただいたり、身近にいる上手な方の音に聞き耳を立ててみたり。

CDなどで聞くよりもナマで聞いて体全体で感じた方がより強烈に感じます。自分との違いを。

そのようにして良い音のイメージを強烈に感じてください。

以前の私は忙しさにかまけて、このようなことが欠けていたと思います。

考えてみると昔から有名な演奏家の方々は口々にこう言います。

「良い演奏をたくさん聴け」と。

師いわく・・・「年寄りの言う事は聞け」と、言う事でしょうか。

 

■編集後記

良い音のイメージとして上げたい方の一人、関山さんのサイト

こちらです

ページ左下の「Listening→試聴できます。」のリンクより関山さんの演奏が試聴できます。

伴奏のピアノの音と比べると、トランペットの音がいかに丸くて大きな音かが良くわかります。