コツさえ掴めばトランペットは簡単だった!大事なのはコツですよ

学生の頃よく有名演奏家の演奏をヘッドホンで聴きました(大きな音で聞くので)で、自分がそういうふうに吹いているところを想像するのが・・・楽しかったです

本当は簡単なんじゃないの?

超一流の演奏家ってどんなに速くて難しい曲も簡単に、見事に、軽々と演奏していますよね。

ダブルトリプルタンギングを使用する素早いフレーズを軽やかで滑らかに。高い音をドカーンと出したり。

一人で吹いているのにまるで二人で演奏しているかのように。

全く呼吸を行っていないのでは?と感じさせたり。

「オレにこんな演奏は一生ムリ!」って思ってました。でも何度も何度も聞いているうちに

「本当はああいう演奏カンタンなんじゃないのか?」

て思うようになりました。

ダブルトリプルタンギングってそんなに難しくないんじゃないのか?

高い音ってそんなに気張らなくてもカンタンに出るんじゃないのか?

難しそうな変奏曲も指さえ回れば実はカンタンなんじゃないのか?

実際に、有名演奏家はカンタンそうに吹いていますからね。

高い次元でコントロールするのは凄く難しいでしょうけど、ド下手もいいところの私はず~っと、そんなふうに考えるようになりました。

きっと必ず簡単に吹けるコツがあるはずだ!と・・・・

つまり、トランペットを上手に吹く「コツ」さえ知っていればそのような演奏はスグにでも可能ではないかと考えたわけです。

(祝)“コツ”掴みましたッ!

もちろん当時の私は逆立ちしても出来ませんでしたが、何年経っても出来ない自分に合点がいかなかったのです。

人間は皆同じような体つきをし、同じような唇を持ち、同じように呼吸をし、同じように生活をし、同じような楽器を使用しているのになぜ上手い人と下手な人に分かれてしまうのか?

相手が異性なら私が「オレを愛して欲しい」と言っても相手は「あなたはわたしのタイプじゃないから・・・」

っと断られても仕方がありませんが、相手はただのトランペット。

なのに僕がいくら愛しても彼女(トランペット)が私に振り向いてくれた事は一度もありませんでした。

しかしそれから10年後、バッタリ出会った彼女(トランペットですヨ)に「もう一度考え直して欲しい。君と別れたあの時から僕の時間は止まったままなんだ」と、毎日哀願しているうちに彼女(トランペットだっちゅーの!)がついに振り向いて・・・(汗)

つまり上手に吹くコツを掴んだ世界征服者の私が感じたのはやはり、上手に吹くコツが解れば誰でもあの有名演奏家のような演奏は努力次第で十分に可能なんだ!と、言う事でした。

オレの考えは正しかった!

25年前、おバカで世間知らずだった私が学生時代に考えた事は真実でした。

例えば「ベニスの謝肉祭の変奏曲」ってありますよね?

色んなプレイヤーが演奏していますので聴いたことはあると思いますが、あの曲の最後の変奏曲は、私は一生かかっても演奏は無理かもしれないと思っていましたが、コツを掴んでからは“出来そう”になりました。

楽譜だけ見ると一瞬のうちに1オクターブ以上の跳躍を行うわけですから通常では到底出来そうに無いように感じますよね?

しかしベニスの謝肉祭の最後の変奏曲は基本的に真ん中のドを吹くような感じで息を吹き込みながらアクセントの付いている音を強く発っするだけで自然と1オクターブ低い音程の音が出るんです。

つまり、一瞬強く音を発するだけでマウスピースのカップ内の唇が一瞬大きく震えて労せずにオクターブ前後の低い音が出るんですね。

だから演奏者の音をよ~く聞いているとアクセントの付いている音は低ければ低いほど大きな音になっているのに気が付きませんか?

大きく発声するほど低い音が出るからです。

跳躍して演奏しよう・・・などと考えていては本当に一生あの曲を演奏するのはムリでしょう。

どんなことにも“コツ”がある

未だ自分の「吹き方」と言うものに満足していない方は、その「コツ」を毎日の練習の中で常に探そうとする必要があると思います。いや、探してください。

トランペットはもちろんどんな事でも練習しながらコツを探し、見つけることによって上達します。

コツを探し見つけるのが“練習”なんです。

しかし、時々質問のメールの中に「良い音ってどんな音ですか?」「どうすれば良い音が出ますか?」「高い音ってどうやって出すのですか?」「マウスピースを押し付けないようにするにはどうすればいいですか?」

同じ方から1日ごとに何日もこのように質問を受ける事があります。これは疲れますよ。こういう方って自分の抱えている問題を全部人任せにしているんでしょうね。

自分で得たものしか身に付かない

またまたこれも全ての事に通じる事なんですがトランペットの吹き方も自分の練習の中で得た気付きだけが自分のものにならないんですね。だから

とりあえずやってみる事です。

例えばこのサイト内でも時々出てくるブレスコントロール。要は

低い音よりも高い音を大きく

コレを体現するために楽器ではなくとりあえず歌で試してみる。最初は無理。でもだんだん理解しながらできるようになる。そしたら楽器で。とか、今日から足上げしながら呼吸を止めないように、できれば声を出すとか。

「そんなんじゃ上手くなんかなれないでしょ」

なんて勝手に考えて何もしないんじゃなくて、先ずは実際にやってみて感じたり気付きを得たりしてほしいと思います。「コリャダメだッ!」っていう気付きでもいいんですよ。

今まで何をどうやっても上手くなれなかった。って言うなら僕はあなたに

「今まで何をどれくらいやったんですか?」

って聞きたい。その時に「~をこんなふうに~年やってきたんですが」っと言えるのなら「じゃぁ今度は~をこんなふうにやってみたらどうですか?」っていえるけど、僕に聞かれた時に

「・・・・・・・」

ってなるようだったら、今からできる事、いっぱいありますよね?

ラッパよりも英語勉強した方が上手くなれるかもよ