腹式呼吸

アンブッシュア(発声)の要素の中でその重要さの大半を占める「腹式呼吸」
「息をお腹に入れろ」「腹で支えろ」「お腹に吸え」など、色んな事を言われた経験がある事と思います。image

では息は本当に胸ではなくお腹に入るものでしょうか?

答えは「否」です。吸った息は感覚的にどちらに吸ったとしても入り込んでゆく場所は同じです。当たり前ですが・・・
ではなぜそのように言うのかといえば、お腹に吸うような感覚で吸うとより多くの空気を吸う事ができ更に吐く時のブレスコントロールが楽になる体の使い方が自然とできるようになるという事なんです。

腹式呼吸が解ると短時間にたくさんの息を吸えるようになりますし、息を送り出す感覚もわかるようになります。細かく音を刻んでいる時でさえも一個一個の音に息を消費している感じがわかるんですよぉ~
こうなると後はその息の強弱をコントロールするだけ。つまりそれがブレスコントロールなんですね。

 

腹式呼吸をどうやって習得するか!?・・・・腹式呼吸なんだから腹に吸え!

チョッと乱暴な言い方ですが^^;このさい意識的に「お腹」に吸いましょう。トランペットを吹く時だけ腹式呼吸をしようと思ってもそんなに上手くいくはずないんです。トランペットを腹式呼吸で吹こうと思うなら普段から、イヤたった今からズゥ~っと腹式呼吸にしてください。
今パソコンを見ている間もご飯を食べている時もお風呂に入っている時もテレビを見ている時も勉強している時も授業中もトイレに座っている時も・・・・いつも、いつでもです。

できる限りお腹に吸う事を忘れないように!忘れても思い出したらすぐにお腹に吸うようにしてください。毎日ずっとそのようにしていると無意識のうちにお腹に吸うようになるでしょう。そうすればしめたものです。

腹式呼吸で大声が出る

腹式呼吸ができてくると大きな声が出るようになります。お腹に入った息小さな力で勢いよく出せるために声帯もよく震えるからでしょうね。image1
人によっては楽器みたいに抜けのいい声が出るようになって、小声でおしゃべりしているつもりでも離れている人にもよく聞こえていた!なんてこともあるでしょう。
抜けのいい声はカラオケでもマイクに声が拾われやすいので歌うのも楽になるでしょうね。

 

腹式呼吸にはリラックス効果が

緊張を和らげるために行う深呼吸。息をゆっくりと目一杯吸って吐く行為ですが、実はその時ちゃんとお腹に入っているんですね。息はゆっくり吸うと自然とお腹に入るのにトランペットを吹く時はすばやく吸わなければいけないのでどうしても浅い呼吸になってしまいます。
そこで普段から腹式呼吸を意識するのですが、そうすると普段から深呼吸しているようなものですからリラックス効果が期待できると思います。
事実、何かの病気で自律神経を乱してしまっているような患者さんなどに腹式呼吸を薦めるお医者さんもいます。

腹式呼吸で心身ともに健康な人生を

私たちはいつもある種のストレスを抱えながら生きています。そのストレスが原因の病気も非常に多いです。そういったストレスを軽減できて、安定した精神状態をいつも維持できている人は素敵だと思いますし、私自身もそうありたいと考えています。
そういう意味でも今後もし、トランペットを吹くのをやめる日がきても腹式呼吸だけは一生意識的に行う事をお奨めします。