なぜトランペットの“音色”に良い悪いがあるのか?

なぜトランペットの“音色”に良い悪いがあるのか?

同一素材の楽器である以上誰が吹いても物理的に音色の違いは無いはず。

それなのに“アイツは音色がイイ”とか“悪い”とか・・・なぜ?言われるんでしょうか。その理由はたぶん

  • 音の出だしと終わり
  • 鳴っているか、鳴らせてないか

この二つではないか?と思います。

どの楽器も音は同じ?

だいぶ前にテレビ番組の企画で、違う楽器の音の出だしと終わりをカットした音を聞き比べた場合どの音が何の音か?判定できるか?っというような内容の番組をやっていたことがありました。

その結果“ほぼわからない”という結果の番組をたまたま見て本当に驚いたものですが

つまり逆に捉えれば、同じ音でも音の出だしを変えてやるだけで全く違う音になるかもしれない。だからトランペットを吹く時は

良い出だしと音を造るアンブッシュアが大事!

なんでしょうね。金管楽器の場合音の出だしを造ったり良く鳴る息の流れを造るのは具体的には

  • 舌(舌突き)
  • アゴ

の3つ。それらを総じて“アンブッシュア”と言うと思うんですが、これらが正しく機能することで良い音、良い音の出だしを造ることができる!っと言えると思うんです。

ところで話しは変りますが昔はトランペットの人達って“ムニュー”って軽く舌突きの音がしてから音が出てくる感じの人多かったですよね。

実際プロの演奏者もそういうふうに吹いている人、多かったですし僕もそんなふうに吹くべきなんだろうと思っていました。

でも・・・

ところが当時来日する海外の有名プレイヤーはみんな

「トランペットの発声はピアノのようでなければいけない」

っとおっしゃっていました。でも当時日本国内で聴くプロの演奏は海外の演奏家の言う演奏とはイメージが違うものでした。

「なぜ違うんだろう・・・」

っていつも考えていましたが、それはその当時の日本人の勘違いだったんだろうと今になって思います。

あの頃日本は

あの北村源蔵さんをインタビューした記事を見つけたんですが北村源蔵先生もウィーンでいきなりズバッと指摘されていたようです。

あの頃の日本のトランペット界はもしかしたら正に“明治維新”のような時代だった?のかもしれませんね。

何しろアタックが“ムニュ”から“パンッ!”に変る真っ最中だったのですからね。

正解は誰も知らなかった

実はその辺に関して僕は何度かプロの演奏家の先生や音大に通っている方などに質問したことがありますが納得のいく回答を頂いた記憶がありません。

みんな回答に窮すると「そんなこと気にする間にもっと練習したら?」っていう感じでした。

上手な人はいいんですよね。そんなこと気にしなくても楽器は鳴るしどんな吹き方でもイケる。でも僕らのような人種は・・・・

でもそれから15年も過ぎてトランペットをお遊びで吹くようになってからなぜか急にガンガン吹けるコツを見つけてしまいました。そこでわかったのは

トランペットはピアノのように吹かなければ(発声)上手くなれない

っということでした。

口作ってる暇なんかない

トランペット吹く時に「口のアソコをああしてこうしてお腹はこんな感じで・・・よし、いくぞ!」って感じのアタックでは上手くなんかなれませんよね。

トランペットはとにかく構えたらアレコレ考えないで瞬間的にパンッ!って吹かなきゃいけないと思います。

あの頃そういうスタイルと言うかアンブッシュアと言うか、そういう感じで吹かなきゃいけない事をシッカリ知っていたのは関山さんでした。僕ももう少しそう言うコト知ってたら・・・

僕の人生もうチョイ違ってたかなぁ(笑)

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